こんがらがった君の音楽/そよ風
 
いつも東京の片隅にいるの
誰にも気付かれず音楽を聴いてる
今日話した
たわいも無い話に
なんだか愛を感じちゃったりして

日が暮れて
やっぱり東京の片隅にいるの
みんな知らない人だけど
目が合うと生きてるんだねって
確認しあって

また人生がキラキラみえる

東京にいても
本当に会いたい人とは
会えないけど
彼もきっと東京の片隅にいるの

明るくて誰もいないファーストフード店から
暗い街並みをみて
同じように独り音楽を聴いている

読みかけの小説に退屈しながら
やっぱりパンはハニーウォーツが人気なんだな
なんて
ぼんやり夜を眺めてる

目を閉じて
東京の片隅にある
音楽を聴いているの

ファーストフード店の空間は
やっぱりピッタリくるんだよね
そうそう
君の音楽には
ピッタリの気分なんだ

感じるよ

君も

きっと音楽を聴いている
だけど君は
「俺は音楽は聴かない」と言うと思うんだ

そうそう
君はいつも本当の事は言わない
嘘を嘘で固めた
こんがらがった音楽なんだ

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