夜明けに 五首/
森川美咲
わあわあと脈略のない会話の後すとんと眠る君羨まし
悪夢でも構やしないと待ちわびる瞼を閉じてじっと堪えつつ
からからに渇いたのどを潤しに台所立つ顔青白く
そのままに今朝を迎える覚悟なく白みはじめる空の疎まし
諦めて配達牛乳開けた時昼会う友より着信の鳴る
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