あなたの願いかなえます製作所 第?支部 所長宛/碧姫
 

時計の秒針

テールランプが彗星のように壁を通り過ぎて



・・・・


眠りについて


「やあやあやあやあ!」

・・・???

僕の目の前にいたのは、およそ何とも表現しがたい物体だった。
確かに言語を話してはいるのだが、人ではない。
球体であり、終焉があるようで無く、
無限の象形でも有り得るわけは無く、
256色で表現できる色でもない。

「僕は、こういったものさ!」

球体から伸びでた触手の様な部分から
小さな白い小石がぱらぱらと落ちてくる。
ぼんやりと浮かび上がった表面には、文字がうっすらと見て取れる。

・・・ANKMSSS depart3 ????・・・

「アナタノ願イ叶エマス製作所 第?支部 だよ」

球体はまた澱みなく喋る。変なものに出逢ったものだ
そういえば単純だが、僕はぼんやりと考えていた。


続く








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