ひまわり/
ichirou
ひまわりを見つめると
いつも
太陽を背にしてる
もう一年経ったんだ
あの時もひまわりはまだ咲き残っていた
あの時は太陽で後頭部が焼けるように熱くて
流した涙も熱かった
記憶は儚い
せめて
想いだけは消えないようにと
ひまわりを見つめながら
後頭部を太陽で熱くしていたい
もう
涙は出ていない
時は何でも消してくれる
想いの楔を残して
ひまわりは
来年も
きっと
どこかで咲いて
僕も
きっと
どこかで
ひまわりを見つめている
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