貝殻を覗けば/
ふるる
夏だから君の肌とはつゆ知らず
遠花火あなたに深くさらわれて
逃避行ソーダー水の泡の泡
夕方のプール静かなキスをする
連れ出してあげるね海へ涙から
水色の旗と綺麗な君の爪
髪に花さしてゆるそう可愛さを
ほてほての肌に細かな雨痛い
ふくらんだ波を月の手撫でさする
貝殻を覗けば明日の風の色
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