宇宙/ベンジャミン
 
猫の眼のような月が
僕を見ているようでしたが

見ていたのは実は僕でした

そこには宇宙が広がっていましたが
実は僕こそが宇宙でした

常に生まれ
常に死にます

それは調和のためでした

いつか自分自身をのみこんで
すべて無に還ります





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