memoires/三上あず
霞みゆく視界を薙ぎ払って私の手に触れたのはあなたなんでしょう。
どれだけの犠牲を払って私は此処に居るの。
どれだけの悲しみや怒りを私は打ち消してまで。
それでも此処に居る事に何の疑問も抱かずに。
知ってる、下らないこと。分かってたつもりでも居た。
全てはあのときの真実で 今でも真実なんでしょう。
大丈夫だよきっと いきていける。
ねぇ元気ですか幸せですか泣いてなんていないですか。
君の仕合せが私の倖せだよ どうか笑っていて
(もう君が私を見てくれなくても)
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