知者は心ある道を行く/yamadahifumi
人々は人生という「道」を
何かを手に入れるための
「通路」としてしか見ていない
人々にとって人生とは結局、
何かの為の通過点に過ぎず
手に入れられるものだけが全てだと
信じている
合格の為の受験勉強
就職の為の就職活動
彼らに結果の為の過程は意味なく
そしてその結果も結局は
社会が僕達の為に用意してくれたなにものかに過ぎない
「知者は心ある道を行く」と
カスタネダの師ドン・ファンは語った
そこでは人生とは通路ではなく
一つの道である
知者も自分が人々同様死ぬ事を知っているが
彼らは自分自身の道
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