時の坂道/るるりら
 

には歩きすぎた
わたしは 忘れてしまった大切なことのすべてを 今日から竜と呼ぶ

振り返ると、歩いてきた道は 一本のまっすぐな道だったはずなのに 
道自体が 時計草の蔓のように絡まりあっている
もう戻れない と思っていた途端に、光る時計草の花々が 
僕の脈動に合わせて光っているよ 


こどもたちが 後ろから駆けてきて 私を追い越す
追い越した こどもたちは 僕を追い越したとたんに みんな透き通って消えてゆく    
なぜ みんな いなくなる なぜだろうなんて
もう考えないよ。僕は今、時計草の道の一番 先端さ
へい ドラゴン、時を飛べ! さらに駆け上り 時を遊ぼう
 

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現代詩フォーラムに投稿をされている 羽根さんの作品【小さな時計】から 
発想いたしました。


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