冷たい視線/
 
た奴らは今日も無理矢理腕を折り曲げて
七分丈の袖の中に両腕をすっぽり隠す
死んでいった連中に祈ることはできても 同情はできない
こっちだって死にたくなるくらい窮屈なんだから

♯2
シビレを切らして
飛び出した仲間を
足並み揃えて行進していた連中が踏み潰す
長い間使われていなかった水道管の
ような涙腺ひねって友の眠る棺をいっぱいにしたら
次は俺の番
50音の銃弾をリボルバーに込め
引き金に人差し指を置いてその時を待つ
もう
お前らの足音に怯えて生きる日々にはうんざり
ここに一つ線を引いて 決着をつけよう
俺はお前らの敵
囲いの中で鳴いてる
迷える子羊の数を数え
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