私達に名前なんかなかった/モリマサ公
 
真昼も真夜中も
完璧にすべてとか理解してたわけじゃないけど
なんでもいいから何かになりたい
全部とかじゃなくて
ほんのちょびっとの一部でいい
奥さんの地獄がよくわかっている自分は
もうそろそろこの次点が終わって
新しくなるのも覚悟しているし
トレードできるものを残さず全部さしだすことも覚悟してる
本当は星になってもっと強く君と一緒にいつまでもいたい
闇を見上げるたびにそこでいつもひかっていたい
月になった君に安心をあげたい
ソープで泣きながら働いたことがあってよかったって
デリヘルで連れて行かれた部屋を全部おぼえてなくてよかったって
イメクラでフェラチオが下手って怒られ
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