我々はやさしー/モリマサ公
よって何もかもを持つことを
あきらめなければいけない子供たち
(リバーズエッジあとがきから引用)」
見下ろす地平線
キーボードがぼやけている
だから何にもない死さ
めぐまれたゆたかな午後に
散り敷かれる理由たち
すべて嘲笑われるのなら
ごらん線、シークエンス、バランス、リミックス、
ほらひとつの曲になっていく空何回も生まれて
あふれてやぶれてつながっていく
はじまりがはじまる
わかったらわかれなきゃなんない
だからこのまま
そう永遠にかわらなくていいよ
みえないヘッドフォンからの声の群れ
ふらふらの懐中電灯
てらされる青むらさきの蝶々が大量に大陸をわたっていく
がれきの街によこたえるボディー
なまあたたかい空気
そんなふうに明けていく空
ごらん明日の終わりを超える朝を
つながるひかり、メロディ、Enterキー
「あれは、なに?」
あたらしい音が聞こえたら
そこへ向かって飛べ
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