官能短歌 1/
時子
とろけてくバニラアイスを舐めながら二人の汗で汚した畳
泡立てたボディーソープの隙間から膨らむ熱を包んで扱(しご)いて
飲めぬ酒無理して飲んで寄りかかり「はやく襲って」なんて囁く
縁日の人混み離れて睦まじく金魚の帯をじらしてゆるめて
ペディキュアの赤い爪先押し付けるおねだり上手は床(エッチ)も上手
窓を開け夜風楽しむ熱帯夜我慢しないで声を聞かせて
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