日曜の夜と月曜の朝/馬野ミキ
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には、他人の乗り物に穴でも開けなければやってられない奴らもいるだろう
でもそうして許容していけば自分はいつ怒ったらいいのか分からなくなる時がある
久々に本を読んだ
嫁さんと話すよりは気分が晴れる
本当に人生に困ったときに読む本や聞く音楽があればよい
本棚は自分を苦しみから助けれてくれるものにしたい
俺はあまり多くの作家については知らないがどうでもよいことだ
知識ではなく俺には体験が必要な
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