壁抜けレーシング/瓜田タカヤ
アリプールで
ミクロの透明感
重力感ふり落ちるプチ人マンダラフィギア
壁掛けのネジを無限に配列し
がががとすり切れる子供の肩口
刻印は自由 肉片は関節
それでいく
それでいく
毛穴ごと壁を突き抜けて
果ての星雲内部まで
俺は黒アリ時空で一人
細長い隙間をなぞり
一瞬でラブドール現れるかのよな
果ての毛穴の壁抜けまでに
何なんだよーあんたは何なんだよー
友達でショー?ねえ
昔色々遊んだでしょう
ペッターマンとか砂に埋めて遊んだでしょう
あの青と赤とかの色違いだけの
壁とか透明なガラスとかに投げつけるヤツよ
んで砂ん中入れたら無くしちゃったで
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