豚の生姜焼き/ウデラコウ
 
くるかしら くるかしら
あなたは わらって くるかしら

そんなことだけ考えて 

心の中は大きな大きな嵐だけれど
それを悟られないように涼しい顔で

ずっと

まつのよ

その時を


生姜の香りがなんだか安っぽくてだけどちょっぴり意地悪で

ツンと鼻をつくのはきっと 切ないからだけじゃない


胃袋をつかめと よく言うけれど

私は とうに あなたの笑顔に掴まれたまま

どう動いてあなたを 掴めというのよ


くるかしら わらうかしら

そんな気持ち 微塵も見せないで

ほらきれいに きれいに
今日も よくできた ポークジンジャー
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