ツアラツーストラは夢を見たかについて/
のむ
詩よ、詩よ
我を見捨て給うな
言葉はポエムという十字架に
磔られて
天を仰いだ
言葉の悲しみは
詩の思いに届いたか
言葉は詩の悲しみとなったか
詩は悲しみを汲み取って
悲しみの詩を紡いだか
私はヨハネの首が欲しい
本音を捻じ曲げた邪な言葉が
踊りまわる
誉めそやす嬌声に
脈絡のない言葉の羅列
詩の精霊よ
実弾を込めよ
思いを凝らして
狙いを定め
獲物の心臓を
ぶち抜け
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