【残】むしできない  オムニバス三篇/るるりら
 



ます。
     養蚕が、日本の経済を支えていた時代もありましたが、
     通常の養蚕では 繭をつくった後の幼虫は殺すこととなります。
     しかし、広島では安芸門徒とよばれる仏教が浸透しており、
     蚕を殺す養蚕には ためらいがあったので
     養蚕用の改良された種ではなく
     山の繭を使い、繭を作ったあとの幼虫は殺さなかったと
     おっしゃる方が おられます。  

     山繭の絹の場合は、白い絹とはならず、染色をしない状態で、
     うつくしい緑色をしており 、その希少価値と美しさから、
     高価な糸となっています。




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novelistの「詩人サークル 群青」の五月課題【残】
http://book.geocities.jp/sosakukobo_gunjyo1/
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