わたしのポエム/
かの
指で織ったことばのハンカチを
わたしは丁寧に折りたたみ
そっとタンスへしまいこんだ
楽しいことだけ思い出せなくて
悲しいことだけ思い出す
ことばさえ出てこない
毎日だったのに
手をつっこんで吐いた
あなたといっしょに生きることが
わたしにとってのポエムだった
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