日曜日の詩/timoleon
ウールのベストは暑いかな,と思いながら
まだ肌寒い春に,詩人の家に行った
その部屋はアトリエのようなコバルトブルーの壁紙が貼られていたので,
アトリエなんだろう,詩人の子供は自由に遊んでいるし,
鳥の絵や,ポストカードや,実際に鳥も飼っているから.
気兼ねなく思春期の中学生のようなことを言えるのは,
ぼくらがいくらか年齢を重ねて,カーテンが風にゆられるように,
幾重にも軽やかに,以前のことを薄い感情にしてしまっているから,
いつか重々しいことばからも解放されて,軽い素描のような
詩を描けたら,って,モーヌ。の詩みたいに.
思っていたけど
たいしたこともなかったのに,深刻そ
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