夜を呑む/瑠音
 

夜を呑む

休日の夜は孤独だ

帰る場所も帰るひとも在るのに

からだが

夜が欲しいと泣く

静かに

静かに

誰かを待って揺れるブランコが

待つのは私ではないと知っている
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