川の上の詩人/
朧月
流れの早い川の
真ん中ほど
石のうえに立つ鳥がいる
あれは
波乗りか
あれは詩人か
首をわずかにかしげ
未来を憂いている
橋の上にいる私に
尊い詩人が予言した
今のままではだめだよと
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