Dynamic Giant - Baba/まきしむ
 
きょうは海の日でした

食べた夏の数は数えきれません

でもそれでいいんです

僕らは宇宙だから

おなかは孤独だから


原をかけるたびにおもいだすんだ

鬱な歌、壊れた曜日

窓ガラスの手、排水溝の闇


うん、宇宙は素うどん?

で、数えきれないほどの春。
花びらに埋まってプールみたいな
海みたいな母乳

それから僕らはロフトに出、話し合った


「そういうわけだからさ、うまい具合にやろうや」

「上々、上々」

「真剣に聞いてる?」

木々は僕らの上で、屋根に覆い被さり、
そこを抜けた日が僕の太ももをちりちりと
焼いている

「上々。グフフフフ。ジョウジョウ。」

「ま、いいや。じゃあヨロシク!」

そうして僕たちは友達になった

「ヨロしく!ゲフ」
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