禁断の北大路京介引用詩/左屋百色
 
で突く、看護婦を。
さらに
札束で突く、小学生を。
さらに
ピコピコハンマーで突く、先輩を。
さらに
マイクで突く、ギタリストを。
さらに
尾ヒレで突く、キャバ嬢を。
さらに
ハリセンで突く、首相を。


それは
ショック療法で死んだ
それは
きれいな水に変えたら死んだ
それは
ケセラセラで死んだ

そして
戒名に顔文字を入れた
そして
喪主の手にメリケンサック


1月、変態がたくさんいて心強い
2月、季語にうなされる
3月、紅梅の下フルートを吹く少女
4月、まず桜の木を折るとこから
5月、回収する気のない伏線を張る
6月、
7月、褒めた店がつぶれた
8月、性描写一色となる夏の山
9月、闇で闇を封じ込める


忘れてた
東スポで突く、お前を。


10月、やってもやらなくても苦情くる
11月、謹んで逮捕されます
12月、クリスマスツリーに刺されている




合法じゃなかった。


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