夏がきた/まきしむ
 

壊れた花がぱらぱらぱら、と舞っている

マヨネーズのチューブを向け、押し出した

その時に思いついた歌

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夏休み
透きとおったオレンジ掴んで投げた
おばあちゃんの、おかお
お口 きゅうり
クワガタ
縁側

風鈴

田園を走り風車の前を横切った

羽の下に深くフードを被った人

雨は強く降っていた

〜〜〜〜〜

ずっと僕らは一人だった
だから失ってももとのままだった
しもし仮に君が社会性を備えていたとしても、やはりその先にあるのは空洞だった、空洞の先には死があった、死の先には他人の生があった

君も僕も、幸せでも不幸でもなかった


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西瓜の種を朝顔の根本に飛ばした
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