若い詩人の為の詩/yamadahifumi
 

マラルメの、あるいはランボーの孤独は

詩の中でのみ生き続けているのだろうか

美術史や、教科書の中の芸術から

はみ出した彼らの魂は

まだ

詩の中に生きているというのだろうか

もし、私達がそれを読む時

その存在を感じられないのなら

もう、それは死んでいる

つまり、それを蘇らせるのは私達

だから、私達は読書をする時

一介の遺跡発掘者とならなければならない

そして、それは

似非研究者のように

遺跡盗掘者であってはならない

そこに文字を読むのではなく

そこに人間を、魂を読む

そうでなければ文学には何の意
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