私の「文学」との出会い/yamadahifumi
の友だちから
「あんた、思い切った事言うねえ」とか「やるじゃん」とか
「言い過ぎ」だとか、色々言われました・・・
でも、私が疑問に思ったのは私の素直な気持ちで
別に反抗したい気持ちがあったわけじゃないんです
・・・でも、そんな事、言っても伝わらないので
私はぐっとだまりました
そして、その帰り道、私は本屋によって
太宰治全集の十巻とカフカの短篇集を買って帰りました
・・・私はそれまで、まともに本なんか読んだ事はなかったのですが
何故か、その日はうんと難しい本を・・・そう、
何か哲学的な書物を読みたい気持ちになっていたのです
・・・こんな気持ち、他の友だちにも、例え、未来に彼氏ができたとしてもその彼氏にも
きっとわからないであろうこの気持ち
・・・その気持ちを理解してくれるのは誰か
私はそんな人を探すために
そっと書物の扉を開けました
・・・それが私の読書体験
つまり、それが私の
「文学」との出会いでした
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