振り子運動を見ながら平等を考える/ichirou
自分に催眠術をかけようとして
5円玉に糸を通してぶら下げて
目の前で振り子運動をさせて見ていたら
気がついた
振り子の重りがどんなに軽くても重くても
振り子運動の往復時間は同じ
たとえ強く揺らして
振幅が大きくなっても振り子の周期は同じ
でも糸の長さが変わったら
振り子の周期は変わってしまう
そうだ
みんなが平等になるには
同じ長さの糸の権利があればいい
税金などの義務は重りで
社会に対する貢献は揺らす力で
権利は同じ長さの糸
そうすれば
みんな同じ「時」という
平等を手に入れられる
どうやら僕は
催眠術ではなく
ダウジング
していたらしい
戻る 編 削 Point(9)