twitter/葉leaf
君は幾つもの鏡に反射されたのち ひとつの軌道を二人で見出した 僕の友情の屈折率などもはや無力だ 君の中に鼓動を送り始めたもう一人の人に その存在に 僕は劇の観客のように喝采を鳴り響かせるだろう 祝うということは何よりも酔うということだ もはや隠さなくてもいい酔いを感染させることだ
僕はものを何一つ持たない 体すら持たない精神すら持たない一個の音響に過ぎない この音響が君に贈れるものとしたら 音響そのもの存在そのものでしかない そして僕は歌を歌う 僕の中に幽閉されていた凍結した叫びが 君によって覚醒させられたのだ 君の社会的な幸せが僕の独善の結び目をほどく
僕と君にとって哲学とは何であっ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)