千曲川/ケータイの夜 (五首)/もっぷ
 
信濃路で会った川の名出てこない夜にふと聴くリバーサイドホテル


千曲川どうして君は太いのか訊ねそびれて帰路急いだ日


窓破りダイブしたいなこんな夜なぜか古い人の音聴いてる


夜も更けて来ないメールの返信にあしたの空は真っ暗になる


もういいとエリアメールも要らないと電源切ったケータイの夜


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