二月九日おやすみなさい (即興五首)/
もっぷ
きのうからあしたへ渡る星の道みちびく羊、きょうを忘れて
しじまにてみあげる宙にひかるものシリウスじゃない、あれは心だ
ぐんじょうの絵の具含んだ絵筆なら間に合っている、まぼろしの夜
トナカイがアラスカの地で炙られてサンタ慌てる、あれは赤鼻
東京の二月の雪にすすがれた宙とあの子に「おやすみなさい」
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