羽つき/
千波 一也
かるく、かるく、
つかれる羽は
かつて
どこかの空でした
あかるく、かるく、
つかれる羽は
かつて
どこかの水でした
まあるく、まるく
つかれる羽は
かつて
どこかの頂でした
知らぬが仏の小路では
花の童の盛りです
戻る
編
削
Point
(6)