WALKING/
和田カマリ
夜の黒い光を浴びながら
僕は街を歩いている
背後から人の気配がする
ナイフを持っている
いっきに近づいてくる
走るべきだろうか
夜の黒い光が覆っている
街を僕は歩いている
背後に二人の気配がする
ナイフを持っている
挟み込まれてしまう
走り去るべきだろうか
明るい昼の光の中
雑踏を歩いている
色々な声や音が混ざり
増水した川の流れのようだ
刺された
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