ある日の茶/番田 
 

人はなぜ絶つのかと
命を
思っていた


見えた 街が
寂しい
波の向こうに 


言葉が
無かったからこそ
生きてこられた気がする


思う 不要な
自分を思う
僕の体が立っている


帰りたい 家で
眠りたい 少ない
料理を 食べて


そして雑誌をめくりながら
眠りに落ちたい 
お茶に口を つけながら

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