不確定性原理は何も保証していない/2012
断裂
断裂
頭部と胴部のミックスジュース
腐敗と分解
再構成による拡散
重力場に支配されない全面的な再出発
そこに自我は残留できないのだろうが、しかし
時よ戻れ
いや、戻るのではなく
循環してくれればいい
とめどなく循環してくれさえすればいい
そうすれば幾度と無く屠られようとも
もう一度
さあ、もう一度と言えるじゃないか
不確定性原理が、一回性を、まだ見ぬ一回性の可能性を否定しない
それで充分だ
俺は
時は
もう一度ここに来るだろう
幾度となく屠られるだろう
だがしかし
また会おう
次こそ俺がおまえを
屠る番なのだから
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