街と商売/
番田
誰もいない
夜だった 今日も
書く詩のために
ペンを取る
疲れた 目は
何も見えないのはなぜ
物事が 犬の
目つきの街が 怖かった
ぼやけたように
春のお台場 カップルの中
何も見えないまま僕は
蒸気船だけを そこに浮かべて
消費ファッションZARAの
服の並んだ店並の中
同じような 店並を 見飽きた
心がテラスを駆け抜けていく
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