poetarot(法王のカード)保存版/みつべえ
 
らいが、ちょうどよい。比喩と影の、宇宙の谷間に。まどろんで。内なる、血小板が。もっとも減少する、陽だまりで。きみに告る。



戦争。人は争って、自分の正義を主張する。勝っても負けても、わたしが。いっぱい、死ぬ。悲劇なのか。ああ。そうだとも、歴史は。悲劇の、ブラックボックスである。だから、気まぐれな風に、裏がえったカードは。喜劇なのだ。笑ってもよい。



そして今日も、私の。あずかりしらない、約束によって。また、いちにちが、終わる。科学者は、それを法則というが。美醜がたんに、相対的なのは。真理の不在を宣言した、哲学者のせいではない。だって、神が死んでも、教会は。「永久に不滅です」。



父は。復活したときに、みずから。墓のまわりを。掃いて、水で清めた。腹がへっていた。もう、弟子の顔も。裏切り者のことも、忘れていた。すがすがしいまでに、自由になった。新しい生活のために、職安に出向いた。ハロー、なんか仕事くれ。



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