友達と/
加藤
夕方に 人気のない公園まで
友達数人で歩いていこう
疲れても 静かなここじゃブランコは動かない
砂山はきらきら光り 何もわずらわされることはない
言葉も交わさず 陽を背にした
暑くなる背中を感じ
横に並ぶ影を 眺める以外何もない
ゆるす限り幸せがこぼれる
時はやさしく流れる
またここにくるために祈ろう
しばらくは 眠れよ時
今から出発して記憶の奥へ
いつか同じように会う日を思う
その時は疲れていても もう少ししゃべれるだろう
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