二〇一三年最後のノートから 1 (一〇首)/もっぷ
 
十二月下旬となればこんな日は夕日がかなしい歌うたってる


冬を言えそう言われたらわたくしはさびしいですと供養塔向く


リカちゃんもバービーもいま持ってない捨てた記憶も持ってはいない


メール打ちついでに時間確かめてゾロ目だったら当たりなここち


どうしても時計は右に置くわたしかなえば何でも右に置きたい


絵心はないけど眼なら二つある歌につながる絵筆に気づく


ミント系そんな銀河で洗われて再び産道から出直したい


クリスマスそろそろ来ると思うころ実はまだまだやわらかい日日


カーテンを開けておけない東京に北海道から写メール届く


(先生の円形の歌読みましたわたしの二つは五年モノです)


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