罪悪感/自転車に乗れない女の子
 
 


 言葉も
 心も
 要らないわ

 偽物の
 熱で
 あたしを
 安心させてよ


 なりすました手から
 たとえ嘘が
 溢れたとしても
 今はただ
 握ったあなたの手が
 あたしには温かすぎる

 愛も
 恋も
 わからないわ

 機械みたいな
 熱で
 あたしに
 触れてよ




戻る   Point(4)