吐露/自転車に乗れない女の子
「
誰かの為に。
これってかなり難しい
友達の為、
家族の為、
恋人の為、
自分の為、
こっちは意外と
できそうなものなのに
いや、まぁ
難しいことに
変わりはないけれど
なんとかちょびっとくらいはって。
だけど誰かの為ってのは
なかなか、なかなかね
気持ちが入らなかったり
飽きちゃったり
偽善が見え隠れしちゃったり。
でも世の中には
誰かに助けてもらいたい人
そんな顔も知らない誰かを
助けようって人
意外と当たり前にゴロゴロしてて
それを僕はタブレット端末から
ふぅんって知ったりして
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