砂漠/itukamitaniji
 
味は 一体どんなだったろうか?
真の信念かただの諦めか それらは案外似ているものなのかも
いずれにしたって 歩いた分の足跡は紛れもなく砂に残って
風に消えることなく 今居る場所まで繋がっていた

そしてそれを振り返って 確かに自分が進んでいることを知る
もう引き返したって おんなじとこまでやってきてしまった
心にたった一つ残る 僕自身だけが意味を知っている
もうその希望に賭けるしか 他に道はなくなったんだ


身軽な者たちが どんどんと追い抜いて行くよ
翼を持つ者は嘲笑うように 軽く飛んでいってみせる
そんな器用な生き方 今さら自分にはできるわけがない
誰かに勝たなくても 自分には負けない生き方を

なかなか信じれないならば 疑い続けたっていいさ
諦めに似た旅の始まり そこから続く足跡を確かめて
心にたったひとつ残る 僕が僕自身とだけ交わした約束
もうその希望に賭けるしか 他に道はなくなったんだ

もうそれしか道なんてない
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