君と僕の世代論/yamadahifumi
夜は果てしなく深く
僕達の心を隅々まで浸していった
僕達は静寂の中に生きる事を第一としている
しかし、時には喧騒が必要にもなる
その時、僕達は「都市」に行く
君は何才だろうか?
君は今、何を思っているだろうか?
現実においての満たされぬ思い?
それとも、幸福になるはずの「未来」の事?
・・・君は君の存在を置き去りにしている・・・
僕達が都市へ行く時
満月はビルの頂点にかかる
人々が「時」を数えると
僕達の「時」は静かに後退していく
・・・君は目を開きたまえ
その時、君は
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