脳についての考察/番田 
 

僕は道を歩く
君がいないから 立ち止まる
歩き出すとき 腕を振る 僕は
抱き合う時を僕の夢に見て


そこにあるのは目だ 目覚める
そして眠る 体はないのだと
そして 目の風景とは
そこにある目が捉える光だ


顔は眠っている
心は 眠っていない でも
その中にある血は目覚めさせられる
血の風景を見ているこの目で


森は表現など何もない
感じさせられない それ自体である海を
海のない心 それは
きっと この青色である意識そのものだ


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