燃え残る声/
 
空を目指して 山道をゆく
土を踏みしめ 前を見据えて 
太陽を背に 進みゆく

蹴り飛ばしたのは 昨日の言葉
放り投げたのは 明日の行方
崖下は遠く落ちていく中
あのいつかだけが 消えずに残る

立ち止まっては 風が吹き
歩き出しては 夕暮れて
太陽の光 消えないうちに
下りなければと 下りなければと
頂上にさえ つかずに思う

この先は あまりに遠く
この場所は あまりに脆く
落ちていく 逆さの空へ 落ちていく
そんなイメージだけが頭に
浮かんでは消え 浮かんでは消え 
そして最後に 消えずに残る


そして突然に それはそう 突然に
頂上が 降っ
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