政治的に詩を書く5/オイタル
政治的に詩を書く
五回目で
もうやめます
私の興味も五回までしか続かなかったということだ
およそ二週間 だいぶ短いけど
国会から遠く離れた地方に住む人間には
特定秘密保護法も政治のあれこれも
この程度の関心だということだ
原発みたいに時々爆発するわけでなく
戦闘機みたいにバンバン爆弾落とすわけでもなく
そのうち
何がやばかったのかもわからなくなって
庶民の生活はにぎやかにおだやかに
すぎて行くのだ 日々是好日
特定秘密も
たいして悪くないじゃん
ひと晩ぐっすり寝て
ぽかんと坐禅くんでるうちに
時間はクジラの散歩みたいにどろどろ過ぎていく
政治的とは
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