最後の流れ星、最初の朝/itukamitaniji
最後の流れ星、最初の朝
西の空の向こう側へと 最後の流れ星が
ついに沈んで消えていった
一体どれくらいの 願いの強さがあれば
見えないあの空の向こう側へと
たどり着くことが 許されるのだろうって
君はボロボロの願いを握りしめる
言い慣れた「おめでとう。」と
言われ慣れた「頑張れ!」の間に
置き去りにされて
悲しみも寂しさも ろくに癒されることもなく
無責任に世界は続いてく
まだ泣けない君は 終わることさえ許されず
ずっとここに立っている
街の灯りが ここからでもたくさん見える
あの光の粒ひとつひとつに
備わっている物語 きっとどこかに君のもあ
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