祝祭/白雨
ずっと鳴りやまない信号の点滅。浸透しひろがる警告音。
点滅と、警告音・・・・。
闇の中のスズメバチ。果てしなく続く、祝祭。
僕はうんざりして箱の中で欠伸をする。
―にぎやかに揺れる遮断機。レコード針を交換してこっそり楽しむ、
ながく続く休日、
退屈だけどスリリング
退屈だけれど、スリリングだ。
抑圧された思い出のさきの、ユニオンジャックのうしろ側は。
僕は突然発見する。「うしろ側」の楽しみを。
どこかしら
ロリポップの予感のする遠い警笛、甘ったるく、
持て余したノスタルジーが上昇して、
やがてハジケ散るかもし
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