アンダーラバーの追憶。/
うわの空。
想像、とは
経験を必要としないものだ、な
萎びた公園の
寂しいベンチは
知っている
きゃらめるを裸にして
折り紙をする
ほっぺがすぐに
沸騰する
彼女、は
夜に交わした
契約を熱心に、
濫がましく取熟す
色付いた葉をじゅうたんに
おはじきのように
はじける子どもたち、の
声を観ながら
挙措端正、に
なんて鉄くずだよ
彼の口付け、は
いつも
彼女の冒険心に
深刻な音を、刻む
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