現代詩バスターズ2/左屋百色
その日、
ギターの弦が切れる音がした
薄暗く窓のない部屋で
大爆発と同時に
詩人は確かにその音を聞いた
しかしその音は
自分の頸動脈が切れた音であった
現代詩バスターズ2
早朝の静けさの中
昨夜、現代詩モンスターズの秘密基地に
仕掛けられた現代詩爆弾は
基地周辺の建物までも破壊した
改めて言葉の威力の凄まじさに
仕掛けた散文スプラッターズ自身も
震え上がった
砕けた言葉の先端が体中に突き刺さり
現代詩モンスターズの
ほとんどの詩人は即死した
生き残った現代詩モン
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